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東風荘の話


東風荘が事前の予告なく「超ラン卓」を廃止したことで揺れている。詳しくはゆうきさんのブログを見れば書いてあるし、超ラン復活を求める活動には私も影ながら応援しています。

東風荘の管理人よりコメントが出され、ユーザーの意見を反映する形で状況は好転しているようだけど、少しビックリしたことがある。

・下記の変更を検討中です。ご意見がある方はBBSの「意見/要望/質問 」へお願いします。

(1)仲間でワイワイ卓のRate変動を無くす。
(2)4人打ち東風戦のルールを、「クイタン有り、流局総流れ」に変更する。

1はRateの適正化が主な目的です。
2は第2/第3とルールを統合することと、主流なネット麻雀ルールにあわせること、が主な目的です。

なお、卓の種類を増やすことは考えていません。実施するか否かとなります。実施は2−3週間以内に行います


気になったのは「2」の理由で「主流なネット麻雀ルールにあわせること」だ。

「主要なネット麻雀こそ東風荘じゃないの?」

いつの間にか私の知らない間に東風荘は「主要なネット麻雀サイト」の枠組みから外れていたことに驚いた。

天鳳のルールはラスに比重を置いた段位制になっている。これに関しては賛否両論はあるだろうし、この前の配信で「現実の麻雀のルール」に合わせることなどが検討の余地ありってことで話されていた。

私はラス回避型に賛成だ。理由はそれが1つの天鳳のカルチャーとして存在しているからだ。プレー条件はみんな同じだ。ラス回避重視という枠組みの中で新しい戦術が生み出され発展していく。研究の余地もまだまだあるだろう。

今後、麻雀を取り巻く状況がネットに移行し旧世代から「こんなの麻雀じゃない」という軋轢が生まれながらも、ネット麻雀が現実の麻雀というしばりから開放された時に成立しうる新しい可能性は、きっと莫大な財産になりうるものだと思っている。それは「新しいゲームの誕生」というエポックメイキングに近い存在になっていくんじゃないだろうか。無意識にしか感じられないが、その変化の波は今も着実に押し寄せているはずだ。

運営的な側面からしても、今現在、天鳳が多くのユーザーを集めている原因をどこかに求めるならば「ラス回避重視型のルール」もその一端を担っていると判断することもできる。ユーザー増加の原因はブラックボックスだけど、その中に必ず「ラス回避」が入っているのが間違いない。影響力はわからないが、うまく行っているうちはいじらなくてもいいんじゃないかと思ったりする。(逆の考えも成り立つが)

話を戻すと「主流なネット麻雀ルールに合わせる」という東風荘の言葉はフォロアーを意味する言葉であり、この時点で東風荘は新しい時代を担う権利を大きく失ってしまっている。いつの間にか東風荘は進化することをやめてしまっていた。

東風荘が誕生した1997年頃、今から10年ほど前は巨大なインターネット関連の会社がまだ誕生したばかりの時期だった。サイバーエージェントの藤田社長は自らの足で営業にまわり、堀江さんは自分でホームページのデザインやコーディングを行う。mixiはまだ形もなく、笠原社長は求人サイトを作って新しい可能性を模索していた時期だろう。

数多くの企業が消えていく中で、インターネット麻雀サイト「東風荘」は今も生き残っている。ユーザーに支持された結果だろう。だが生き残ってはいるが運営面では今も変らず個人サイトの頃のままだ。本来は運営面でももっと洗練されたものであっても不思議ではなかった。数多くのスタッフを抱え、超ラン卓廃止の前に「社長、それはまずいですよ」と忠告できる社員がいなかった。ユーザーの声を吸い上げる仕組みもなかった。今回の超ラン卓の廃止騒動は、変らない東風荘の形が見えたような気がした。良いのか悪いのかはわからない。東風荘とサイバーエージェントを分けたものはなんだろうか。

現状を維持する。世の中には現状維持なんて滅多に存在しない。現状を維持しようとすれば、人は緩やかに後退していく。這い上がろうとしなければ、落ちていくものだ。

10年前にソバ屋がオープンした。おやじがいい人で味も旨かった。10年たっても相変わらずで、汚い店構えや変らない味、そんな店の雰囲気が好きだ。まわりには大きなチェーン店が数多く出店しはじめた。ソバ屋には店の良さを知る常連しか来なくなった。「最近、客が減ったなー」と店のおやじはぼやいている。常連の客たちには、そんなぼやきさえも大好きだった。

ある日、改装されてピカピカの店内は今時の若者で満員だった。おやじはいない。全国にフランチャイズ展開するため、おやじは社長になった。若い店長がハンディで注文を受けると厨房に伝票が自動的に出てくる。店の屋号だけは昔のままだった。

常連の客はガラス越しに店内を眺めながら、店に入るべきかをずっと悩んでいた。

おわり。